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松本市観光



清春芸術村に行きたくて旅立った4月の連休。
旅の拠点にしたのは松本市。
以前松本クラフトフェアに弾丸日帰りツアーをしたことはあったけど、
その時はまったく時間がなくて町自体をじっくり見ることができませんでした。

松本市美術館の草間彌生さんの作品も泣く泣く素通り(>_<)
いつかゆっくり行ってみたいなぁ、と思っていたのです。

けっこう時間があったので、本当に町中をウロウロしました。
時系列で書いてくと長々となりそうなので、
場所ごとに感想でも書いてみます。

まずはメインの目的でもあった松本市美術館。
市の美術館とは思えないほどの立派さ、きれいさ。
展示内容もおもしろかったです。
常設の草間弥生の展示に関しても、私的には先日の国立国際美術館の
大規模な展示にもひけをとらないほどよかったです。
ほとんど人がいなかったのでゆーっくり見ることができました。
昼間に美術館でワインを飲むことは私の数少ない趣味の一つですが、
ここで飲んだワインはめちゃくちゃおいしかった!
昼間からラムとワインでなんとも贅沢な気分。




そして、THE観光地な松本城。
ちょうど桜の開花宣言が出された時だったので、
たくさんの人でにぎわってました。
立派なお城ですねぇ。
城内のいたるところに外から反射した水のゆらゆらが映し出されていて、
とてもきれい。

フランスからの観光客の団体にまぎれて天守閣までのぼったら、
テレビでおなじみのあの光景が。
「私は今どこにいるでしょうか?ここでーす。ここでーす。
 見えますか?はい、松本城の天守閣にいるんですねぇ」
というよくある中継に遭遇。ちょっとおもしろかったです。

松本城の夜のライトアップもその日からちょうど始まって、
なんともラッキーでした。








木工デザイナー・三谷龍二さんのショップ「10cm」では、
「ノコリ ノ アツマリ」というミナペルホネンの展示販売イベントが開催中。
ここも旅の目的の一つだったんですが、とってもかわいいショップです。
そして販売されてたミナの商品もやはりかわいい。
お財布と相談して、かわいいブローチをいくつか買いました。


その近くにある松本市時計博物館。
世界中のいろんな時計が置いてあります。
お客さんは私一人だったせいか、
館長さんらしき方がご親切にいろいろ説明してくれました。
そして、こんな写真まで撮ってくれました…。
なんかちょっとおもしろいですよね。
カップルとか家族で撮ったら盛り上がるんでしょうけどね。
1人で、たいせつな時、たいせつな思い出、ってねぇ(笑)
ま、でも良い記念です。ありがとうございました。




松本クラフトフェアの時は人でごった返していた「あがたの森」は、
嘘みたいにひっそりとしていました。
音楽を聴きながらヒマラヤ杉並木を歩いて、
しばらくボーっとベンチに座ってました。

松本市、はとても素敵な町で、
とても素敵な街にはなぜか閉塞感が漂っている気がします。
穏やかに時間の流れる小さな街の中での小さな生活は、
きっとある人から見たら退屈で耐え難くて、
けれど別の角度から見たら、
ささいなことが目の前にきちんとある生活は、
一つ一つがとても重要な意味を持っていて、
それはつまり途方もなく大きな世界に住んでいるとも言えるなぁ、
なんて思いながら、行き交う人を見てました。

あがたの森にある枝垂桜は、なんともいえず見事で、
見上げるとまるで空から花びらが降ってくるかのようです。




車だったらもっといろいろいけたと思うのですが、
今回はあまりつめこみすぎず、のんびり一箇所一箇所を楽しみました。

何があったわけではなかったけれど、
松本から大阪までの帰りのバスではほとんど物思いにふけってました。
驚異の物思いっぷりでした。
これも旅が為せる業でしょう。

旅から帰る自分の街。
大きいのか、小さいのか。

いろんな人生が世の中にはあるのだよ、と、
旅の神様は教えてくれます。
それは同時に自分の人生の再認識にもつながるから
人は旅に出るのでしょうかねぇ。

いやいや、旅先で飲むビールとワインの味は格別だから出るのだよ、と
お酒の神様がささやいていますが。


さて、次はどこに行きましょう。
素敵な美術館とおいしいお酒のある街。
知っていたら教えてくださいね。

# by nana-dekigoto | 2012-05-10 21:36 | そのほかのこと

5月のランチ

GWも折り返し。皆様いかがお過ごしですか?

5月のランチはこちらです↓

豆腐入り鶏つくね
大根の立田揚げ
冷製トマトのくずあんかけ      
いんげんとブロッコリーのごまあえ
和風コールスロー
長いもの豆乳グラタン
自家製ドレッシングのサラダ

水菜とベーコンのスープ
玄米ごはん

今月は全体的に「和」ですね。
長いもの豆乳グラタンは、ホワイトソースの代わりに、
すりおろした長芋に豆乳を加えたソースを使っています♪
ヘルシーだし、おいしいですよ(^^♪
実は去年と比べると、密かに副菜1品とごはんのおともが増えてるランチプレート。
毎月楽しみにしてくださっているお客様のためにも
少しづつ、更に喜んでいただける内容にしていければいいなと思っています。

5月も皆様のお越しをお待ちしております。

# by nana-dekigoto | 2012-05-02 13:26 | かふぇのこと

デッキ席



去年の夏には完成していたお店の前のデッキ。
長らく何もできないままだったのですが、
ついにお客様にお座りいただけるようにしました!

…といっても、本当はつけたい屋根や壁もまだまだできていないので、
言葉通りお座りいただけるというだけなんですけどね^_^;
日中はちょっと暑いかもしれませんが、
カフェの時間や6月から開始予定の夜カフェの時などは
すごく気持ちいい時間をお過ごしいただけると思います♪
またデッキ席では喫煙も可ですので、
お煙草をお吸いの方もゆっくりなさってください。

デッキの前にはシンボルツリーも植える予定で、
実は先日「木」自体は購入しました♪
一目で気に入った大きめの「カツラ」。
この木があったらデッキはますます快適になるに違いありません!
ただ、その土台をまたもや父が作ってくれるということで、
(ナナツモリのデッキは設計・施工ともに父&家族なのです!)
少し先のお楽しみです(^^♪

何の変哲もなかった茶色の建物が、
なんやかんやで皆様の協力を受けつつ、
少しずつかわいく変身しています。
いつも私達の要求に応えてくれるこの建物に心から感謝、感謝。
もちろんお越しいただく皆様にはそれ以上の感謝を。
いつもありがとうございます。

# by nana-dekigoto | 2012-04-28 16:15 | かふぇのこと

川本陸洋さん個展 ぼくんちのあとりえ。

6/2(土)より、ナナツモリの2FにOPENする「gallery 霧とマッチ」。
記念すべき初の展示は、公私共にお世話になっている写真家・川本陸洋さんの個展です。

川本さんの作品はとても独創的。
ご自身で作られたジオラマをカメラで撮影することで、
写真の中には不思議な世界が広がります。

荒涼とした大地に聳え立つオブジェや植物。

太古の時代のようであり、
世界の果てのようであり、
終末を迎えた地球のようでもあり。

絵画とは違い、本来はそこにあるものを写すはずの写真で表現されているからこそ、
見るものはこれが現実なのかなんなのかわからなくなります。

さらに今回は写真を展示するだけではなく、
インスタレーションという形で、
霧とマッチ内に川本さんのアトリエが再現されるそうです。
 
現実と虚構が入り混じった小さなアトリエ。

視覚だけでなくカラダ全体で川本さんの作品を体感し、
見たことのない世界の旅をお楽しみください。

詳細はこちらもご覧ください。



川本 陸洋個展
ぼくんちのあとりえ。

6/2(土)―6/30(土)
11:00-21:00
ナナツモリ2F「gallery霧とマッチ」
入場無料



# by nana-dekigoto | 2012-04-25 14:36 | おしらせ

清春芸術村



忙しかった3月のご褒美としてお休みをいただきました。
2連休と合わせたらけっこうな長さになったので、一人旅することに。

行き先は昨年からずっと行きたかった山梨県北杜市にある「清春芸術村」。
昨年春、安藤忠雄氏設計の光の美術館ができたのをきっかけに
いろいろな雑誌に載っていたのでご存知の方も多いと思います。
私もその時初めて芸術村の存在を知りました。

清春芸術村は、元々小学校だった土地を吉井画廊の社長さん(当時)が買い取り、
芸術家のためのアトリエを作り始めたところからその歴史がはじまります。
そこに白樺美術館や図書館、光の美術館などなど、いくつかの文化施設が建てられていきます。
以前から見てみたかった、藤森照信氏設計の茶室もこちらにあるということがわかり大興奮。
安藤さんの建築はもちろん興味ありますが、
私はその「清春芸術村」という存在にとても魅了されました。

いつか行ってみたいと機会を伺うこと1年。
念願かなってやっとこさ行けることになった今回の旅は、
往路も復路もバスを使い、3700円のビジネスホテルに泊まる、
毎度のことながらの貧乏旅行。
いやぁ、30過ぎたら優雅な旅ができると思っていたけれど、
現実はなかなか厳しいですね(笑)
けれど、旅の目的は唯一つなのです。それさえできれば後はどうでもいいのです。


芸術村を訪れた日は、雲ひとつない快晴!
これでもかというくらい澄み渡った青空の下、降り立った小淵沢の駅。
(あ、でもね、ホントは最寄り駅は「長坂」というところなんです。
 このミスのおかげで、なぜか私は芸術村を作られた吉井さんご本人が乗る車に、
 同乗させていただく事になったのですが、長くなるのではしょります。
 でもそれはそれは幸運で素敵な出来事でした)
ここから車で10分ほどで芸術村に到着です。

満開の桜に囲まれた立派な門をくぐると
すぐに目に入ってくるのがアトリエ「ラ・リューシュ」。
とてもきれいな建物。異国情緒溢れる芸術村の象徴とも言える有料のアトリエです。



広々とした芝生に点在する様々な建物とオブジェなどの作品。
中にはエッフェル塔で使われていた階段も!




お目当ての一つ、茶室 徹。
思ったより少し小さめで、思った以上にファンタジー。
これ見れただけでも価値があります。










自然光のみで作られた「光の美術館」の素晴らしさは書くまでもありません。
私は10時くらいと13時くらいの2回入りましたが、
10時の時にはある作品を照らしていた一筋の光は
13時の時にはもうありませんでした。
同じ作品でも印象がずいぶん変わります。

そして10時に入った時感動したことがもう一つ。
天窓から入った光が壁に線をつくり、その線が、
階段の手すりと寸分たがわずピッタリと重なっていたのです。
わかるかなぁ、この表現。行ったら見てください(笑)
なんかチチェン・イッツァにあらわれる蛇みたいで、
光を計算されつくした建物なんですね。

そうそうたる建物や作品が立ち並ぶこの村に新たに参入して、
ここまで個性を放ち、なおかつまるで昔からあったかのように
すんなり溶け込んでいた光の美術館。
やっぱりすごいな、安藤さんて。

メインの白樺美術館(写真ないですね…)も、これまた良い美術館でした。
どうだー、ドーン、って感じの大きな美術館もいいですが、
こんなふうに建物の声が聞こえてくるような小さな美術館、大好きです。

礼拝堂もよかったし、梅原さんのアトリエも素敵だったし…
うーん、一つ一つの建物について書いていくときりがないのでこの辺にします。
ぜひ実物、ご覧くださいね。



芸術村で創立者の吉井長三さんが執筆された本を買いました。
吉井さんは銀座で画廊をされていて、とてもすごい画商の方です。
この本を帰りのバスの中で一気に読みました。
どんなふうに画商という道を選んだのか、
長い画商人生でどんなことがあったのか。
読み終わったら、清春芸術村のことがもっと好きになりました。

そもそもフランスなどからやってくる若き芸術家のために、
アトリエを作りたいと思っていた吉井さん。
そんな時ちょうど学校跡地が売り出されている話が舞い込みます。

この土地を買うべきか迷い、吉井さんは幾人かのお知り合いの方を連れて
この場所に実際に赴き、アドバイスを求めます。
このお知り合いの方々が、白洲正子さんや小林秀雄さんという
ものすごく著名な方々ばかりなのですが。
遠足のようにみんなでこの場所に向かったそうです。
そして、皆に買うべきと背中を押され購入を決意します。

吉井さんの周りの方はみなこの土地を愛し、この桜を愛し、
お花見や、お祭りをして、時を過ごしました。

アトリエのある梅原龍三郎さんも、
記念の桜の木が植えてある小林秀雄さんも
吉井さんが大変お世話になった方だそうです。
また白樺美術館は白樺派の武者小路実篤や志賀直哉が構想していた幻の美術館を
吉井さんが実現したものですが、このお2人とも親交があります。

これ作ったらお客さん来るだろう、とか、
有名になるだろう、とか、
なんかそういうのじゃなくて、
純粋にいろいろなものが作られていった土地なんだろうなと思いました。
感謝とか、尊敬とか、希望とか、そういう純粋さ。


ここからは私の勝手な感想ですがね、
時は流れて、そういった吉井さんの周りの方は皆天国へ旅立たれたわけです。
でも皆が愛した清春芸術村には、今年もまた桜が咲いて、
また一つ素敵な建物が建って、
たくさんの人がそこで写生をしたり、お友達と笑ったり、桜の写真を撮ったり。
吉井さんは度々東京からこちらに足を運ばれるそうですが、
春の日差しの中、青い芝生を歩いていると、
なんだかフッと懐かしい人たちの姿が浮かんでくるのではないかなと思います。

私達の肉体は死んでいくけれど、
生きているうちにいろんなものに少しずつ自分の魂をすりこませて、
この世に残ることはできるのかなと思いました。
それは、ある人は自らの残した作品で、
ある人は愛用していた筆で、愛していた桜で、住み慣れた住居で。
そうして面影はいろんなところに潜んで後に残ったものの気持ちを
優しく包んでくれているのかな、と思います。
芸術村には、そんな昭和の素晴らしい方々の面影がいろんなところで感じられて、
でも堅苦しい感じじゃないんです。
それこそみんながにこやかに遠足に来ているような感じ。

時間が経つにつれて、普通は面影は消えていってしまうもの。
都会に生きていたらなおさらですね。
建物は壊され、思い出の場所はなくなり。
そうやってどんどん新しいものに姿を変えていってしまうこの世の中で、
清春芸術村はきっとこれからも、
いろんな人の懐かしい思い出と、
私のような新しい思い出の両方をたくさん包み込んで、
毎年きれいな桜を咲かせていくんだろうなと思いました。

関西から行くとなると、けっこう遠い山梨県。
誰にでも気軽に「絶対行ってみて!」と言えるほど、
派手な場所ではないけれど。
もしお近くまで行くことがあったら、ぜひ足を運んでみてください。
自分の中の懐かしい誰かにも会えるかもしれません。


というわけで、次回は今回訪れたもう一つの街、松本編です。
特に楽しみにはせずお待ちください。



清春芸術村

〒408-0036
山梨県北杜市長坂町中丸2072

財団法人 清春白樺美術館 /光の美術館
TEL. 0551-32-4865 (清春白樺美術館)
   0551-32-3737 (光の美術館)
FAX. 0551-32-2444






# by nana-dekigoto | 2012-04-21 20:44 | そのほかのこと

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